仕事中の睡魔撃退には「おやつ」と脳波調査で判明
仕事中おやつを食べたことで73.6%が「能率が上がった」と実感
仕事中のおやつが仕事効率をあげる
REPORT
オリジナルのお菓子の活用を軸に、企業の組織改革やトータルブランディングを手掛ける
株式会社ESSPRIDE(本社:東京都渋谷区、代表取締役グループCEO :西川世一)は、企業のトータルブランディングの必要性を改めて考えるべく、ブランディングに必要なマーケティング情報の収集から人と企業の新たな可能性を探求することを目的として、ブランディングに関する調査活動を行なっております。
おやつを職場のデスクの引き出しに常備していたり、仕事中に食べるお気に入りのおやつがある方は多いことでしょう。ですが、実際におやつを食べる時にその効果を考えながら食べている方は少ないのではないでしょうか。そこで今回はおやつの効果について深掘りをするために、「仕事におけるおやつの効果」をテーマにWEB調査と、おやつを食べる前と後の脳波を計測し、どのような効果があるかを探る脳波調査を行ないました。
WEB調査概要
調査の方法
インターネット調査(株式会社Shake hands by ESSPRIDE調べ)
調査対象者
全国の20~59歳の、職場でおやつを食べられる環境にあり、
ご自身が仕事中におやつを食べることがある会社員
調査実施日
2016年7月15日(金)~2016年7月18日(月)
脳波調査概要
調査の方法
会場調査(脳波測定)
調査対象者
会社員10名
調査実施日
2016年7月11日(月)、7月14日(木)、7月15日(金)、7月20日(水)
調査結果
仕事中どのような目的でおやつを食べるかお聞きしました。1位「小腹を満たす」55.3%、2位「リフレッシュ効果」46.0%、3位「リラックス効果」33.3%という結果となりました。頭を働かせたり、体を動かしたりすることによって疲れた体をリフレッシュやリラックスさせるためにおやつを食べる方が多いようです。
調査結果
Q1で「リフレッシュ効果」「リラックス効果」のために仕事中におやつを食べるとお答えの方に、その効果を実感しているかお聞きしたところ、リフレッシュ効果、リラックス効果ともに、9割以上の方が「実感している」とお答えになりました。仕事中におやつを食べることがリフレッシュ効果やリラックス効果を多くもたらしていることがわかります。
調査結果
仕事中におやつを食べることによって仕事の能率が上がったと感じたことがあるかお聞きしました。「ある」「ややある」を合わせると、全体で73.6%の方が能率が上がったと感じたことがあるとお答えになりました。特に男性では8割以上の方が、おやつを食べることで能率アップすると実感していることがわかりました。
調査結果
次に仕事中におやつを食べることによって集中力が上がったと感じたことがあるかお聞きしました。こちらも「ある」「ややある」を合わせると7割以上の方が集中力が上がったと感じていることがわかりました。仕事中におやつを食べることは、疲れた頭や体をリラックスさせ、仕事の能率を上げたり、集中力を上げる効果があることがわかります。
回答 | 男性 (n=200) |
女性 (n=200) |
全体 (n=400) |
---|---|---|---|
作業が一区切りしたとき | 67.0% | 70.0% | 68.5% |
作業をしながら | 38.0% | 48.5% | 43.3% |
作業が行き詰ったとき | 19.0% | 25.5% | 22.3% |
会議・ミーティングの後 | 10.0% | 8.5% | 9.3% |
作業に取り掛かる前 | 7.5% | 10.0% | 8.8% |
出勤してすぐ | 4.5% | 7.5% | 6.0% |
始業してすぐ | 5.5% | 6.5% | 6.0% |
会議・ミーティングの前 | 3.5% | 3.0% | 3.3% |
会議・ミーティングの最中 | 4.5% | 2.0% | 3.3% |
その他 | 1.0% | 2.5% | 1.8% |
調査結果
仕事中におやつを食べるタイミングをお聞きしたところ、1位「作業が一区切りしたとき」68.5%、2位「作業をしながら」43.3%、3位「作業が行き詰ったとき」22.3%という結果となりました。仕事中の疲れた時におやつを食べることによって、仕事を円滑にすすめたいという方が多いのかもしれません。
調査結果
お腹が空くと、イライラし集中力が落ちてしまうからおやつを食べる方や、もうひと頑張りしたい時のエネルギー補給として食べる方、眠気覚ましのためにという方が多いことがわかりました。
回答 | 男性 (n=200) |
女性 (n=200) |
全体 (n=400) |
---|---|---|---|
チョコレート | 56.0% | 78.5% | 67.3% |
クッキー | 40.0% | 61.5% | 50.8% |
アメ | 36.0% | 44.0% | 40.0% |
おせんべい | 32.5% | 46.0% | 39.3% |
ガム・タブレット | 38.5% | 33.5% | 36.0% |
スナック | 34.0% | 30.0% | 32.0% |
和菓子 | 32.0% | 30.0% | 31.0% |
グミ | 13.0% | 21.5% | 27.3% |
その他 | 2.5% | 3.5% | 3.0% |
調査結果
仕事中に、どのようなおやつを食べるかお聞きしました。1位「チョコレート」67.3%、2位「クッキー」50.8%、3位「アメ」40.0%という結果となりました。上位2つに関しては、男女で20ポイント以上の差があり、全体的に男性よりも女性の方が食べるおやつの種類が豊富な傾向にあることがわかりました。
ブルボン アルフォート | 12票 |
---|---|
ネスレ キットカット | 11票 |
明治 チョコレート(ミルク・ブラック) | 10票 |
森永 ダース | 7票 |
大塚製薬 カロリーメイト | 6票 |
ロッテ ガーナミルクチョコレート | 5票 |
明治 たけのこの里(大人のたけのこの里) | 5票 |
明治 ガルボ | 4票 |
亀田製菓 柿の種 | 4票 |
アサヒ ミンティア(ミンティアブリーズ) | 4票 |
クラシエ フリスク(フリスクネオ) | 4票 |
チョコレート | 46票 |
---|---|
ガム | 13票 |
グミ | 4票 |
クッキー | 4票 |
アイス | 4票 |
ケーキ | 4票 |
甘いものならなんでも | 4票 |
調査結果
仕事中に「これを食べるとやる気がでる」と感じるおやつをお聞きしたところ、「商品名あり」は上位11項目中、7項目がチョコレートを使用したおやつとなりました。また、商品名なしのランキングも2位に圧倒的な差をつけ、チョコレートとなりました。
脳波測定について
目的
おやつを食べることで人間の脳波にどのような影響があるかを調査。
調査方法
脳波計を用い、就業時間中の会社員の「おやつを食べる前」と「おやつを食べた後」の脳波(θ波・α1波・α2波・α3波・β波)の値を測定。
おやつはチョコレート・クッキー・アメ・おせんべい・ポテトチップス・グミ・ドーナツ・干し梅・キャラメルポップコーン・乾燥こんぶ・チョコシューの11種類。
測定時間は「おやつを食べる前」「各おやつを食べた直後」それぞれ1分間。
調査対象者
都内企業に勤める20~40代の会社員10名(男女各5名)
※一般に【α3波(緊張集中):物事に集中するために意識的に緊張している状態】や、【α2波(弛緩集中):心身ともにリラックスしていて自己の能力をフルに活用できる状態】の脳波が優勢、または強く出ている状態が仕事において望ましいとされています。
※ここではQ7で仕事中に食べるおやつトップ3の「チョコレート」「クッキー」「アメ」を食べた後の脳波の変化をピックアップしています。
回答 | おやつを食べる前 | チョコレート | クッキー | アメ |
---|---|---|---|---|
θ(眠気・まどろみ) | 74.6% | 35.0% | 58.1% | 35.1% |
α1(リラックス) | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 1.8% |
α2(弛緩集中) | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
α3(緊張集中) | 6.8% | 3.3% | 9.7% | 31.6% |
β(緊張状態) | 18.6% | 61.7% | 32.3% | 31.6% |
調査結果
「おやつを食べる前」を測定したところ、眠気・まどろみ状態である「θ波」が優勢となりました。おやつを食べた後は「θ波」の割合が減少し、緊張集中状態である「α3波」と緊張状態である「β波」の優勢率が高くなりました。特に「チョコレート」と「アメ」を食べた後に、その変化が顕著に表れました。これらにより、この男性の場合、おやつを食べたことによって、眠気が覚め、頭や体がリフレッシュしたことがわかります。
回答 | おやつを食べる前 | チョコレート | クッキー | アメ |
---|---|---|---|---|
θ(眠気・まどろみ) | 32.8% | 25.8% | 22.2% | 25.0% |
α1(リラックス) | 0.0% | 1.5% | 0.0% | 0.0% |
α2(弛緩集中) | 4.9% | 4.5% | 4.8% | 5.0% |
α3(緊張集中) | 31.1% | 48.5% | 54.0% | 56.7% |
β(緊張状態) | 31.1% | 19.7% | 19.0% | 13.3% |
調査結果
「おやつを食べる前」を測定したところ、眠気・まどろみ状態である「θ波」、緊張集中状態である「α3波」、緊張状態である「β波」がそれぞれ同じくらいの割合で出ていました。それぞれのおやつを食べ測定をすると、「α3波」の割合が増加、「θ波」と「β波」の割合が減少しました。これらにより、この女性の場合、おやつを食べたことによって、眠気が覚め緊張集中の割合が増加し、より仕事に集中できる状態となったことがわかります。