相手の気持ちを考えた品選びが印象アップの鍵!
もらってうれしいお歳暮 1位「お菓子」
もらって困る・つまらないお歳暮 1位「カレンダー」
販促品定番の「ボールペン」は実は曲者!安易な選択でケガをする!?
REPORT
オリジナルのお菓子の活用を軸に、企業の組織改革やトータルブランディングを手掛ける
株式会社ESSPRIDE(本社:東京都渋谷区、代表取締役グループCEO :西川世一)は、企業のトータルブランディングの必要性を改めて考えるべく、ブランディングに必要なマーケティング情報の収集から人と企業の新たな可能性を探求することを目的として、ブランディングに関する調査活動を行なっております。
ビジネスマンの方々は、営業や販促活動のため、ビジネスギフトをあげたり、もらったりする機会があるのではないでしょうか。
また、本年も終盤に近づき、そろそろビジネスギフトをどうしようかと考える企業も増えていることでしょう。いつも決まったものを選ぶ会社や、毎回なにがよいかと頭を悩ませる会社もあると思いますが、せっかくの機会、相手にいい印象を持ってもらえる贈り物をしたいものです。今回は「相手に喜ばれるビジネスギフトとは?」をテーマに、20~50代の会社員および会社経営者・役員を対象に調査を行ないました。
調査方法
調査の方法
インターネット調査(株式会社Shake hands by ESSPRIDE調べ)
調査対象者
全国の20~59歳で、従業員数300名未満の中小企業に勤める社員・経営者・役員計600名
調査実施日
2015年9月25日(金)~2015年9月28日(月)
調査結果
会社の営業活動にビジネスギフトを使っているかお聞きしたところ「活用している」20.3%、「活用していない」66.8%となりました。
調査結果
会社でビジネスギフトを「活用している」と回答した方に、どのようなシーンで活用しているかお聞きしました。
最も多かったのは「展示会・フォーラム」46.7%となりました。多くの見込み顧客と出会える機会であり、また多くの企業が一堂に集まる展示会やフォーラムでは、商談のチャンスを増やすためにビジネスギフトを活用する会社が多いのかもしれません。
調査結果
ビジネスギフトの効果が出ていると思うかに対しては「出ていると思う」54.9%、「出ていないと思う」35.2%となりました。ビジネスギフトを活用している方の半数以上が「効果が出ている」と感じていることがわかりました。
調査結果
具体的にどのようなビジネスギフトを活用したことがあるかお聞きしました。
その結果、1位「ボールペン」63.1%、2位「カレンダー」43.4%、3位「メモパッド・ふせん」40.2%となりました。もらった側が仕事中に使える文具や、年間を通して使い続けられるカレンダーは、日常的にアピールし続けることができるため、よく活用されるのではないでしょうか。
調査結果
ご自身が他の企業からビジネスギフトをもらう立場で、最初にもらったビジネスギフトでその会社のイメージが決まることがあると思うか、お聞きしました。
すると男性の「あると思う」の割合が37.8%であるのに対し、女性は52.7%と、男女で差が出る結果となりました。女性は男性に比べ、もらった“モノ“の印象が会社のイメージに影響を与える傾向にあるのかもしれません。
回答 | 男性 | 女性 | 全体 |
---|---|---|---|
面白い会社だと思った | 44.0% | 46.7% | 45.1% |
クリエイティブな会社だと思った | 18.0% | 27.1% | 21.8% |
チャレンジ精神のある会社だと思った | 19.3% | 14.0% | 17.1% |
古くさい会社だと思った | 13.3% | 14.0% | 17.1% |
つまらない会社だと思った | 13.3% | 18.7% | 15.6% |
信頼できる会社だと思った | 16.7% | 11.2% | 14.4% |
堅苦しい会社だと思った | 11.3% | 5.6% | 8.9% |
その他 | 2.0% | 1.9% | 1.9% |
ビジネスギフトで会社のイメージが決まった経験はない | 10.0% | 15.9% | 12.5% |
調査結果
前問で最初にもらったビジネスギフトでその会社のイメージが決まることが「あると思う」と回答した方に、どのような印象を持ったかお聞きしました。最も回答が多かったのは「面白い会社だと思った」45.1%、次いで「クリエイティブな会社だと思った」21.8%、「チャレンジ精神のある会社だと思った」17.5%となりました。上位3項目を見ると、ビジネスギフトはポジティブな方向で会社のイメージを印象づける効果があるようです。ありきたりな物では印象に残らないが、意外性のある物や、あっと驚くような物は、もらう側にとって強く印象に残るのではないでしょうか。
回答 | 男性 | 女性 | 全体 |
---|---|---|---|
実用的であること | 66.0% | 74.9% | 69.9% |
インパクトがあること | 37.3% | 28.1% | 34.2% |
デザインがよいこと | 26.2% | 41.9% | 31.5% |
遊び心があること | 27.2% | 33.0% | 29.2% |
低コストで作れること | 19.1% | 14.8% | 17.7% |
社名が目立つこと | 12.3% | 10.3% | 11.7% |
社風を表現できること | 9.1% | 11.8% | 10.0% |
話題性があること | 9.8% | 10.3% | 10.0% |
事業内容が伝わること | 9.8% | 9.4% | 9.7% |
その他 | 2.0% | 1.0% | 1.7% |
調査結果
企業のビジネスギフトにおいて重要だと思うことは、「実用的であること」69.0%がダントツの1位となりました。
とくに女性は74.9%が回答しており、日常的に利用できるものが良いと考えているようです。
男女別で見ると2位以下の項目に違いが出ており、男性の2位は「インパクトがあること」37.3%、女性の2位は「デザインがよいこと」41.9%となりました。男性は、強いインパクトで会社を覚えてもらうこと、女性はデザイン性のよさでアピールすることが重要と考えているようです。女性の場合はデザインがよければより使いやすく、実用的ということにもつながるのかもしれません。
調査結果
もらって困った、つまらないと思ったビジネスギフト1位は「うちわ」46.5%となりました。夏の暑い日にもらえると役立つうちわも、夏以外の季節には使えないことや、持ち運びや保管をするにはかさばることなどが、喜ばれない要因になるのでしょうか。2位は「ボールペン」23.5%、3位は「カレンダー」21.0%と、【Q4:使ったことのあるビジネスギフト】の1位「ボールペン」・2位「カレンダー」が、実はもらった側には「困る」「つまらない」と思われているという事実が判明しました。「その他」では「花の種」、「干支の形をしたせっけん」、「CM動画入りCD-ROM」などの回答がありました。
調査結果
他の会社からもらったビジネスギフトに関して、印象に残っている品物とどのような印象を持ったかお聞きしました。インパクトのあるものや、使い勝手のよいものをもらうと“もらう側の立場に立って考えることができる会社”という良いイメージにつながるようです。反対に、使いにくいものやすぐに壊れてしまうものをもらうと“安易で不親切な会社”という評価になってしまうようです。宣伝したいあまり会社名が大きく書かれたものや、コスト削減で安く用意したすぐに壊れてしまうものなどは、知らず知らずのうちに悪い評判を広げてしまうかもしれません。また、活用したことのあるビジネスギフト1位の「ボールペン」は、書き味の良いものや高付加価値のものなら良い印象を与え、書きにくいものやすぐに壊れるものは悪い印象につながることがわかりました。定番ゆえ深く考えずに簡単に作りがちな「ボールペン」は、いろいろな会社が配っているからこそ、他社と差をつけるためにはユーザー目線でじっくり選ばなければならない、難易度の高いアイテムであることが、調査により明らかとなりました。
調査結果
企業間の季節のご挨拶であるビジネスギフトについて、贈ることがあるか、もらうことがあるかをお聞きしました。その結果「贈ることがある」38.3%、「もらうことがある」53.8%となり、中小企業の約4割がビジネスギフトを贈り、半数以上がビジネスギフトをもらっていることがわかりました。
調査結果
ビジネスギフトを贈ることがある会社の方に、ビジネスギフトを贈る際に感じる不満をお聞きしました。1位は「単価が高い」31.7%と金額に関わること、2位は「自分がもらってうれしいと思う品物がない」・「内容がありきたりで個性を出せない」27.4%と納得できる品物がないことが続きました。
調査結果
ビジネスギフトをもらうことがある会社の方に、ビジネスギフトをもらう際の不満をお聞きすると、1位は「内容がつまらない」31.6%となりました。しかし33.1%が「不満に感じることはない」と回答しています。どのようなものでも頂けることは有難いと感じているのでしょうか。
調査結果
ビジネスギフトをもらうことがある会社の方に、ビジネスギフトで「もらってうれしい、気が利くと感じるもの」、「もらって困る、つまらないと感じるもの」をお聞きしたところ「もらってうれしい、気が利くと感じるもの」は1位「お菓子」62.5%、2位「ビール」57.6%、3位「コーヒー」49.5%となりました。もらった側が気軽に消費できる、お菓子や飲み物が喜ばれるようです。「もらって困る、つまらないと感じるもの」は1位「カレンダー」59.8%、2位「タオル」35.6%、3位「乾麺」27.9%となりました。年末の挨拶回りに持参するカレンダー、名入れタオル、お中元のそうめんなどは、定番の品であるだけに多くの会社からもらうため、余って困らせてしまったり、普通すぎてつまらないと感じさせてしまったりするのかもしれません。
調査結果
ビジネスギフトでもらったら「うれしい、気が利くと感じるもの」1位の「お菓子」について、ビジネスギフトをもらうことがある会社の方に、どのようなお菓子をもらったら贈り主の会社が印象に残るかお聞きしました。最も回答が多かったのは「その企業のご当地銘菓」42.7%となりました。ご当地ものの珍しさで印象に残るだけでなく、会社の所在地も一緒に覚えてもらえそうです。次いで「その企業オリジナルお菓子」39.9%となりました。企業オリジナルであることが、驚きとインパクトを与え、強く印象づけられるのではないでしょうか。
調査結果
取引先からビジネスギフトの品を受け取る機会のある方が、もらった後に相手に対して抱く感情は「心遣いをありがたく思う」56.3%が最も多く、次いで「今後もいい付き合いをしようと思う」44.3%となりました。「今後の取引に関してプレッシャーを感じる」は6.8%と少なく、ビジネスギフトをもらう人は、素直にありがたく思い、その相手といい付き合いを続けようと感じるようです。
調査結果
「あったらいいな」と思うビジネスギフトをお聞きすると、「モノ」だけではなく、「シェフが出張」や「掃除やクリーニングの手配」など、体験型や無形のビジネスギフトのニーズがあることがわかりました。ワクワクする「当たり付き」や、食べるシーンが想像できる「焼菓子とお茶のセット」なども、モノ以外の楽しみに対する期待なのではないでしょうか。会社に対しての贈り物であるビジネスギフトは「社員みんなで分けられる」ことも望まれているようです。
調査結果
取引先との付き合いのなかで、手土産に食べ物や飲み物を持って来てくれる担当者もいるでしょう。取引先担当者からもらったら「気が利く」「できる」と思う手土産は、「季節感のあるもの」44.0%が1位となりました。その季節ならではのものは、特別なおいしさやうれしさを味わえるものです。そのようなものを選べることが「気が利く」「できる」と思わせる要因なのではないでしょうか。2位は同率で「小分けしやすいもの」「日持ちのするもの」となりました。せっかくの心遣いも切り分ける手間や、急いで消費しなければならないことで相手を煩わせてしまっては台無しです。相手の都合を配慮した品選びをして、本当に喜んでもらえるものをあげたいものです。
調査結果
手土産に関して印象に残っているエピソードをお聞きすると、持ってきてくれた人が何を考えて選んでくれたのか、相手の人柄がうかがえるようなエピソードが集まりました。手土産そのものはもちろん、相手が喜ぶ顔や、社内みんなでワイワイ分け合う光景を想像しながら手土産を選んでくれたことに対して、ありがたく思い、印象に残るのではないでしょうか。