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お菓子の総合エンタープライズ、esspride株式会社

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082. RESEARCH おやつリサーチ

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  3. 第11回『”働きやすさ”の正体とは?』

現在の職場「働きやすい」64.3%
現在の職場環境、既婚女性の満足度が高い結果に
出産前後で仕事のスタイルが変わった女性は75%
今後は「働く曜日や時間の選択」「副業の自由化」が進む社会になるのでは

REPORT

第11回『”働きやすさ”の正体とは?』

オリジナルのお菓子の活用を軸に、企業の組織改革やトータルブランディングを手掛ける株式会社ESSPRIDE(本社:東京都渋谷区、代表取締役グループCEO :西川世一)は、企業のトータルブランディングの必要性を改めて考えるべく、ブランディングに必要なマーケティング情報の収集から人と企業の新たな可能性を探求することを目的として、ブランディングに関する調査活動を行なっております。

[ 調査背景 ]

近年、大手企業の副業が認められたり、フリーランスで働く人が増えたりと、働き方の多様化が進んでいます。
また、共働きの家庭が増え、出産をしても育児と仕事を両立できるような社会が求められるようになってきています。
未就学児をお持ちの方は、仕事に復帰する上で、待機児童問題や保育園不足問題に直面している家庭も多いのではないでしょうか。
これからより一層、働き方の多様化が進むと言われている中で今回は「働きやすさとは?」をテーマに、全国の20~39歳で企業にお勤めの未婚男女、未就学児がいる既婚男女を対象に調査を行ないました。

調査方法

  • 調査の方法

    インターネット調査(株式会社Shake hands by ESSPRIDE調べ)

  • 調査対象者

    全国の20~39歳の、会社経営者・役員および、正社員としてお勤めの方、未婚男女各100名、未就学児をお持ちの既婚男女各100名、計400名

  • 調査実施日

    2016年9月2日(金)~2016年9月4日(日)

調査内容

Q1. あなたが仕事を選ぶときに重視することをお答えください。 (複数回答 n=400)
Q1.調査結果グラフ
回答 パパ社員
(n=100)
独身男性
(n=100)
ママ社員
(n=100)
独身女性
(n=100)
全体
(n=400)
給与・待遇 75.0% 57.0% 79.0% 70.0% 70.3%
事業内容 66.0% 58.0% 66.0% 72.0% 65.5%
通勤距離 55.0% 50.0% 66.0% 63.0% 58.5%
残業時間 41.0% 38.0% 47.0% 37.0% 40.8%
残業代支給の有無 43.0% 31.0% 38.0% 34.0% 36.5%
一緒に働く人 33.0% 27.0% 45.0% 40.0% 36.3%
有給の取得率 27.0% 25.0% 35.0% 33.0% 30.0%
やりたいことが出来る 29.0% 22.0% 30.0% 34.0% 28.8%
社風 29.0% 25.0% 29.0% 25.0% 27.0%
会社の将来性 41.0% 22.0% 17.0% 27.0% 26.8%
会社規模 34.0% 21.0% 21.0% 20.0% 24.0%
経験を活かせる 22.0% 24.0% 23.0% 18.0% 21.8%
会社の評判 23.0% 23.0% 15.0% 23.0% 21.0%
産休・育休の取得率 9.0% 6.0% 46.0% 15.0% 19.0%
住宅補助の有無 21.0% 11.0% 16.0% 18.0% 16.5%
企業理念 19.0% 12.0% 13.0% 13.0% 14.3%
オフィスの綺麗さ 8.0% 9.0% 19.0% 18.0% 13.5%
会社のネームバリュー 11.0% 14.0% 11.0% 15.0% 12.8%

調査結果

仕事をしている方400名に、仕事を選ぶ際に重視することをお聞きしました。
全体で1位「給与・待遇」70.3%、2位「事業内容」65.5%、3位「通勤距離」58.5%という結果となりました。
また、属性別に見ると、既婚で子持ちのパパ社員は他の属性に比べ「会社の将来性」や「会社規模」のポイントが高く、ママ社員は他の属性に比べ「産休育休の取得率」のポイントが高い結果となりました。
結婚をすると家族の将来の事も含め仕事選びをしなければいけなくなるため、これからのポイントが高いのではないでしょうか。

Q2. あなたは結婚する前と、結婚した後で仕事のスタイルは変わりましたか。 (単数回答 n=200)
Q2.調査結果グラフ

調査結果

結婚をしている方に結婚する前と後で、仕事のスタイルが変わったかをお聞きしました。
その結果、変わったと回答した方が「変わった」「どちらかと言えば変わった」を合わせて男性61.0%、女性65.0%と男女ともに6割を超える結果となりました。

「変わった」「どちらかと言えば変わった」とお答えになった方の回答
「仕事に力をいれるようになった。(36歳/男性)」
「ワーク・ライフ・バランスを気をかけるようになった。(25歳/女性)」
「家に帰る目的が出来て、残業を断る事も多くなった。(35歳/男性)」
「好きな事をしてきたけど、安定性のある仕事にした。(25歳/女性)」
「より上昇指向になった(39歳/男性)」

Q3. 現在、あなたが働いている会社は子育てをしながら働きやすい環境や体制が整っていると思いますか (単数回答 n=400)
Q3.調査結果グラフ

調査結果

現在働いている会社は子育てをしながら働きやすい環境や体制が整っているかお聞きしたところ、ママ社員の71.0%が整っていると感じていることがわかりました。
子どもと接する(子育てをする)機会の多い母親が最も「整っている」と感じているのは、会社や社会が母親をバックアップしている結果なのかもしれません。

Q4. あなたはお子様が産まれる前と、産まれた後で仕事のスタイルは変わりましたか。 (単数回答 n=200)
Q4.調査結果グラフ

調査結果

パパママ社員に対して、お子様が産まれる前と産まれた後で、仕事のスタイルが変わったかどうかお聞きしました。
「変わった」「どちらかと言えば変わった」を合わせて、パパ社員は52.0%、ママ社員は75.0%の方が変わったと感じているとお答えになりました。

「変わった」「どちらかと言えば変わった」とお答えになった方の回答
「定時で帰宅できるよう取捨選択の精度が上がった(34歳/女性)」
「とにかく子供との時間が大切になった(31歳/女性)」
「残業をしなくなった。あと休んでもいいように共有化をするようになった。(31歳/女性)」
「好んで残業をするようになった 。(36歳/男性)」
「息子に会いたいという思いから、飲みに行く事が多少減った。(38歳/男性)」
「残業は極力せず、子供が生まれてからは時短制度を利用(33歳/女性)」
「給与に直結する仕事を優先的にこなすようになった。(36歳/男性)」
「自分のためではなく、家族のために働くようになった。(39歳/男性)」

Q5. あなたは現在の職場が働きやすいと感じていますか。 (単数回答 n=400)
Q5.調査結果グラフ

調査結果

現在の職場が働きやすいと感じているかお聞きしたところ、パパママ社員と独身の社員では、パパママ社員の方が、現在の職場が働きやすいと感じている方が多いことがわかりました。

【働きやすいと感じている・どちらかと言えば働きやすいと感じている方の理由】
「自分の意見を言いやすい(36歳/ママ社員)」
「自分の裁量でできる仕事が多くやりがいがある(36歳/パパ社員)」
「有給がとりやすい(31歳/独身女性)」
「子供がいても皆協力して融通が利く(37歳/ママ社員)」
「フレックス、裁量労働勤務により、自由度が増した(30歳/パパ社員)」
「常に新しい挑戦を続けているところが気に入っているから(34歳/独身女性)」
「帰宅時間が読めるから(27歳/独身男性)」

Q6. あなたにとって”働きやすさ”とは何かお答えください。 (複数回答 n=400)

選択項目

  • 人間関係が良好である
  • 異なる意見・提案が尊重される風土がある
  • 仕事に関するマニュアルが整備されている
  • 楽しんで仕事に取り組めている
  • 新しいことへのチャレンジを評価する風土がある
  • 有休休暇を取得しやすい雰囲気である
  • 自分の能力を発揮できている
  • 困りごとや悩み事を相談しやすい雰囲気である
  • 在宅ワーク、時短勤務など働き方が多様である
  • 仕事の役割・担当が明確である
  • いじめやハラスメント(セクハラ・パワハラ・モラハラ)がない
  • 産休育休、介護休暇を取得しやすい雰囲気である
  • 仕事の評価基準が明確である
  • 性別や年齢、出身地による差別や特別扱いはない
  • 業種や仕事内容など希望を出来るだけ尊重してもらえる
  • 立場や経験に関係なく自由に意見が言い合える
  • 互いに協力し合える
  • 福利厚生が整っている
  • 新しいやり方や工夫を自由に行える
  • 互いに刺激を与え、啓発し合える
  • その他(自由回答)

【全体のTOP5】

1位 人間関係が良好である 48.3%
2位 有休休暇を取得しやすい雰囲気である
福利厚生が整っている
37.8%
3位 楽しんで仕事に取り組めている 36.8%
4位 互いに協力し合える 36.5%
5位 いじめやハラスメント(セクハラ・パワハラ・モラハラ)がない 31.5%

【属性により回答割合に差があった項目】

回答 最も高かった回答者 最も低かった回答者 ポイント差
有休休暇を取得しやすい雰囲気である ママ社員:50.0% 独身男性:23.0% 27.0%差
産休育休、介護休暇を取得しやすい雰囲気である ママ社員:46.0% 独身男性:27.0% 19.0%差
立場や経験に関係なく自由に意見が言い合える パパ社員:33.0% 独身男性:15.0% 18.0%差
困りごとや悩み事を相談しやすい雰囲気である 独身女性:32.0% 独身男性:14.0% 18.0%差
自分の能力を発揮できている 独身女性:35.0% 独身男性:19.0% 16.0%差
在宅ワーク、時短勤務など働き方が多様である ママ社員:27.0% 独身男性:11.0% 16.0%差
互いに協力し合える 独身女性:42.0% 独身男性:27.0% 15.0%差
人間関係が良好である 独身女性:54.0% 独身男性:40.0% 14.0%差
いじめやハラスメント(セクハラ・パワハラ・モラハラ)がない 独身女性:40.0% ママ社員:27.0% 13.0%差
性別や年齢、出身地による差別や特別扱いはない 独身女性:30.0% 独身男性:18.0% 12.0%差

調査結果

お子様がいる既婚男女、お子様がいない未婚男女に “働きやすさ”について、お聞きしました。
全体の1位は「人間関係が良好である」48.3%、同率2位で「有給休暇を取得しやすい雰囲気である」「福利厚生が整っている」37.8%、3位「楽しんで仕事に取り組めている」36.8%という結果となりました。
また、【属性により回答割合に差があった項目】の表を見ると、最もポイントに差がついたのは全体2位の「有給休暇を取得しやすい雰囲気である」でママ社員と独身男性に27.0ポイント差がつきました。
属性により差があった項目を見ると、ママ社員は有休・産休・育休の取得や在宅ワークなど子育てと仕事の両立をするための項目、独身女性は人間関係や、いじめやハラスメントなど、社内の人的環境についての項目の回答割合が高い傾向にありました。
働きやすさを感じるポイントがライフステージで違いがみられる結果となりました。

Q7. あなたの現在の仕事について、それぞれどのように感じているかお答えください。 (単数回答 n=400)

【職場の人間関係】

Q7-1.調査結果グラフ

前問で“働きやすさ“を感じる上位3項目について、ご自身の現在の仕事において満足しているかお聞きしました。
まず、”職場の人間関係”について、最も満足している割合が高いのはママ社員で「満足している」「どちらかと言えば満足している」を合わせて、72.0%という結果となりました。

【休みの取得しやすさ】

Q7-2.調査結果グラフ

次に、“休みの取得しやすさ“について、満足しているかお聞きしました。
こちらも、最も満足しているのはママ社員で7割のママ社員が休みの取得しやすさについて、満足していることがわかります。
お子様が出来るとそれまでに比べ、休みを取る機会が増えるため、ママ社員が休みを取得しやすいと感じているのは社会としてもよいことかもしれません。

【福利厚生】

Q7-3.調査結果グラフ

最後に、“福利厚生“について、どのように感じているかお聞きしました。こちらも、最も満足しているのはママ社員で63.0%という結果となりました。
働きやすさを感じる上位3項目の中で、実際にそれらに満足している割合が高いのはママ社員ということがわかりました。
一方、”職場の人間関係”と”休みの取得しやすさ”について最も満足していないと感じているのは独身女性という結果となりました。

Q8. あなたがより働きやすくなるために、会社にあったら嬉しいと思う制度を自由にお書きください。 (自由回答 n=400)

<パパママ社員>

  • ・小さい子どもがいたら、休める日ではなく、休まないといけない休みをつくってほしい。(28歳/ママ社員)
  • ・男でも妻が妊娠したら、手助けできる休暇制度があるといいと思う。(39歳/パパ社員)
  • ・子どもが小さいうちは自宅での勤務ができるなど、勤務場所を限定しない働き方。(34歳/ママ社員)
  • ・妊娠がわかったらすぐに希望者は産休に入れる。(27歳/ママ社員)
  • ・つわりが酷い場合には考慮される環境。(32歳/ママ社員)
  • ・時短勤務を希望するまでとれる。育休3年までとれる。(33歳/ママ社員)
  • ・単身赴任社員が家族と会えるようにするよう休暇がほしい。(35歳/パパ社員)
  • ・保育園完備。(28歳/ママ社員)
  • ・ネスカフェバリスタの設置。(34歳/パパ社員)
  • ・低価格な社員食堂。(36歳/パパ社員)

<独身男女>

  • ・閑散期は週3勤務で忙しい時期に週6勤務にできる制度。(37歳/独身女性)
  • ・営業など直接売り上げに関わるような仕事でなくても、評価され昇給していく制度。(33歳/独身女性)
  • ・在宅勤務。(39歳/独身男性)
  • ・理不尽な顧客に対して会社・社会が社員側を守ってくれる制度。(34歳/独身男性)
  • ・新しい取り組みや企画を成功させた時の成果報酬があり、基準が明確であること。(34歳/独身女性)
  • ・資格取得支援。(39歳/独身男性)
  • ・社内に歯科や眼科などの医療機関があると嬉しい。(34歳/独身男性)
  • ・時間単位で休める。(29歳/独身女性)
  • ・住宅手当の拡大。(33歳/独身女性)

調査結果

パパママ社員はより柔軟なお子様のための休暇制度や、時短勤務制度を求め、独身男女は評価制度や資格取得支援など、ご自身のための制度を希望されている方が多い傾向にありました。

Q9. 一部大手企業で副業をする事が認められたり、フリーランスとして働く人が増えたりと、働き方の多様化が進んでいます。今後、人々の働き方や、社会はどのようになると思うか、お答えください。 (自由回答 n=400)
  • ・AI化が進み、必然と休みを消化せざるを得なくなる。(39歳/独身男性)
  • ・定時という概念がなくなり与えられた仕事をこなせば何時間どこで働いてもよいという概念が定着すると思う。(37歳/パパ社員)
  • ・在宅勤務が認められる会社が増えれば女性は仕事を続けやすいと思う。(34歳/ママ社員)
  • ・託児所完備の会社が増える。(39歳/ママ社員)
  • ・働く曜日や時間が自由に選べる。(39歳/独身男性)
  • ・会社には籍を置いて福利厚生の安定を図り自分な好きな副業をする。(36歳/パパ社員)
  • ・ますます所得に差が出る。(34歳/パパ社員)
  • ・会社にしばられなくなると思う。年功序列ではなくなると思う。(28歳/独身女性)
  • ・働く主婦が増える。(33歳/ママ社員)
  • ・外国人の雇用が進んで従来の定例や常識が通用しなくなる。(34歳/独身男性)
  • ・より実力主義になる。(37歳/独身女性)
  • ・年金が不安定なので副業等の充実。(32歳/独身男性)
  • ・女性の管理職の増加があると思います。(37歳/パパ社員)
  • ・より個々人の能力、特性に応じた柔軟な働き方が可能になると思う。(35歳/パパ社員)
  • ・個人主義が進み過ぎて、チームワークの大切さが見直される。(35歳/パパ社員)
  • ・有休を換金できる。(30歳/パパ社員)

調査結果

定時という概念がなくなり、働く曜日や時間が自由に選べるようになる、という回答や主婦や外国人の雇用が増えるなど、様々な回答がありました。